
過去に実際に起きた事例を紹介します。内容は全国紙の紙面で実際に取り上げられた記事の要約です。
2001年11月20日
不要のデータ完全消去には
キーボードの「Delete」キー操作や「ゴミ箱を空にする」など、一見完全にデータが消去されたかに見える操作では、ファイルが「削除扱い」とされただけで、実際にはデータは削除できません。リカバリーやフォーマットといった初期化操作も同様で、専用ソフトの使用が安全であるとしています。
2002年1月16日
容疑者リスト消去せずパソコン下取り
福岡県警の内部文書が記憶装置に残ったまま、リサイクル店で県内の男性に販売されていました。残っていたデータは窃盗容疑事件のリストや署員の移動希望調査票、各交番の勤務体制表など20件。中には少年45人の実名も記録されていました。
2002年1月16日
診療明細1,000人分が流出
名古屋市内で販売された中古パソコンに、健保組合の加入者約1,000人分のデータが残っていました。レセプトには患者の病名、病歴、投薬、注射など患者のプライバシーに関わる情報が記載。同市のパソコンショップで購入した学生によると、市販ソフトで復元したところレセプトのデータが見つかったといいます。中古パソコンはレンタル会社が払い下げたもの。削除操作をしても、目次を消しただけでデータそのものは残っており、完全に消すには、別のデータを何度も上書きしなければならないと言います。またパソコンは普及しても、データ消去が難しいことはあまり知られていないことが指摘されています。